出土品


古墳の周囲にある堀からは多量の土器が発見されました。土器の多くは壊されており、祭祀に使った後で壊して埋められたと思われます。
後方部の頂上には土器が2つ見つかり、その下には木棺が埋められた跡が見つかりました。副葬品として、ヤリ、銅鏡、勾玉、鉄鏃が発見されていますが銅鏡は壊されて鏡の中央部が無い状態なので銅鏡の形式など詳しいことは分かっていません。木棺跡からは広範囲では赤く水銀朱の痕跡も見つかっており、当時貴重だった水銀朱を多量に使っていることから、かなり身分の高い人に墓だったと推測されます。
棺を納めるための穴は舟形で長さ5メートル、。埋葬者の骨や歯などは土地が火山性の地質で酸性度が高いために溶けてしまったようで発見されませんでした。

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しずおか多居夢州

木棺跡 勾玉 銅鏡
木棺跡
舟形に掘られた穴に埋めれていました
勾玉
勾玉は非常に小さく1センチほど
銅鏡
中央部が無い状態で見つかった

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国内最古の古墳か? 辻畑古墳

土器 水銀朱 木棺跡
土器
多くは壊されている
水銀朱
はっきりと赤い痕跡が残っている
水銀朱
広範囲に朱があることがわかる
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